五芒星を生かした人格統合の始め方(サビアンシンボルの応用)

星空の解釈
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西洋占星術のネイタルチャートから星読みを始める方は多いと思います。さらに、サビアンシンボルを使って自分の本質に近づこうとされる方も多いのではないでしょうか。

ここではもう一歩踏み込んで、サビアンシンボルの輪(サビアンホイール)を用いてサビアンシンボルを応用していきます。この記事では、人間がより精神次元を統合した人に近づくとされる五芒星(ペンタグラム)の活用についてご紹介していきます。

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サビアンシンボルの輪(サビアンホイール)とは

サビアンシンボルは黄道360°の円の1度ごとに付与されたシンボルです。サビアンシンボルの輪には、12星座の成長ストーリーが記述されていて、それが螺旋状に上昇していくというイメージを持っています。

牡羊座0°から始まり牡牛座、双子座・・・魚座30°まで、それぞれの度数ごとに、人の成長に必要な人格の資質が描かれているというものです。

早速、下図サビアンホイールを見てみましょう。見方のポイントとしては、

  • サビアンシンボルは牡羊座0°から魚座360°まで反時計回りに巡ります。
  • 360°それぞれの度数は、周縁から中心に向かって、72区分、24区分、6区分、4区分、2区分(集団化、個別化)へと入子構造になっています。

といったところです。

黄道360°全ての度数を統合すると、天使になれるという噂もありますが、そんな非の打ち所がない人格を目指すのも中々大変です。天使になれずとも、この中の5つで理想の人格バランスが取れるなら、それに越したことはありません。5つくらいなら頭の中に留めて置くこともできそうですし。

*360°全ての度数の統合に興味のある方はこちらの記事も併せてご覧ください。

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五芒星で精神次元を統合した人になる?

ネイタルのホロスコープ上に表出する天体や感受点の度数は、自分を知るためのメタ認知に有効なツールとなりますが、五芒星はその人の人格を統合し、創造的能力を引き出し、発展させていく方向性を示してくれるところに特長があります。

五芒星はエジプト・メソポタミア地方の古代文明に起源を発し、黄金比を持つ図形として現代まで芸術や建築など様々に応用されています。日本でも京都や鎌倉五山の結界や都市計画に、あるいは函館の五稜郭の城郭などに、その形跡が見られます。

洋の東西を問わず人を魅了してきた五芒星ですが、ついには人の頭と手足にも当てはめられて、数秘術では5という数字は完全な人間を象徴するとされます。この五芒星に秘められた黄金比を人格の統合に活かしていこうというのが、このサビアンシンボルの応用です。

自分だけの五芒星の導き出し方(サビアンクインタイル)

審美的なプロポーションの帰結か呪術的なまやかしか五芒星の真偽はさておき、星座の5つの要素を統合し自分の黄金比に近づけるかどうか、早速ご自身の五芒星を引き出していきましょう。

手順としては、

  1. ネイタルチャートを準備して、太陽星座の度数を確認します。
  2. 太陽星座の度数を起点にして5つの度数(クインタイル:72°ずつ)を導き出します。
  3. サビアンホイールから5つの軸を見立てます。(チャートを出力して星を描くのがお勧めです)
  4. 5つのサビアンシンボルを調べ意味を解釈します。
  5. あとはご自身の五芒星を眺めながら、統合された人格をイメージしつつ、自分なりに味わってみてください。

ネイタルチャートがまだない方は、当方がよく利用させていただいているサイトを以下にピックアップしておきますので、そちらから太陽星座の度数を調べてみてください。

太陽星座を起点に5つの度数を算出する

五芒星の頂点は太陽星座の度数です。ここを起点として、360°をクインタイル(72°)ずつ5分割していきます。

例えば、太陽星座が蟹座10°であれば、4室から10°の位置となり、1室の牡羊座0°からの90°(3室×30°)分を蟹座10°にプラスして100°の位置となります。そこから72°ずつプラスしていきます。

(*ホロスコープのホールサインハウス(1=♈️)により牡羊座0°を第1室のスタート地点として計測)

クインタイルの算出方法
  1. 太陽 ♋蟹座 10°(=100°)
  2. 100°+72°=172°(172÷30°=5室+22°)♍乙女座 22°
  3. 172°+72°=244°(244°÷30°=8室+4°)♐射手座 4°
  4. 244°+72°=316°(316°÷30°=10室+16°)♒水瓶座 16°
  5. 316°+72°=388°(388°÷30°=12室+28°)♈牡羊座 28°

ちなみに、五芒星の5つの度数とサビアンシンボルが算出できるサイトを見つけましたので、お急ぎの方はこちらのサイトを活用させていただきましょう。

サビアンシンボルから五芒星を描く

ご自身の五芒星の度数が分かったら、今度は上記のサビアンホイールにご自身の五芒星の度数を当てはめてみてください。実際に紙に出力して星を描いてみましょう。(印刷用チャート

例えば、蟹座の10°に太陽がある人は、蟹座10°から5つの度数を当てはめていくと、以下のような五芒星となります。

そして、サビアンホイールの72区分ナンバー、24区分のキーワードを当てはめていくと、

  1. 蟹座 ♋10°=No.20「
  2. 乙女座 ♍22°=No.35「教育
  3. 射手座 ♐4°=No.49「抽象化
  4. 水瓶座 ♒16°=No.64「管理
  5. 牡羊座 ♈28°=No.6「活力

という5つのキーワードが浮かび上がります。

五芒星はネイタルチャートの天体や感受点とは別に、自分の人格をバランス良く統合するのに役立つ度数、5つの人格の軸を示してくれます。

五芒星から5本の軸を引き出す

今度はサビアンホイールの内側のキーワードを順に拾いながら5本の軸を引き出してみましょう。

例えば、蟹座10°であれば、72区分の20番目に該当し、中心から周縁に向かって、2区分「個別化」→4区分「安定化」→6区分「開発」→24区分「決心」

というキーワードの軸が見て取れます。

これら5つのキーワードは人により異なりますが、それぞれの人格の統合に役立つ自分だけの黄金比ワードによる五芒星の一つの軸となりそうです。

五芒星のサビアンシンボルを調べる

サビアンシンボルは360°の1度ごとに、シンボルとその意味が異なりますが、360°の円を5°グループずつに分割した72区分ごとにもまた意味が付与されています。

この72区分の方が、牡羊座から魚座に向かって反時計回りに巡る星座のエネルギー分布と成長ストーリーが掴みやすいはずなので併せて調べていきます。

サアンシンボルを調べるには、便利なサイトが存在しますので、そちらを利用させていただきましょう。

今回はストーリーの流れが掴みやすい以下のサイトを利用

sabian symbol

さらに、英語の原文でサビアンシンボルの解釈を追求するなら

The Sabian Symbols - Contents

サビアンシンボル72区分の意味を調べる

あなたの五芒星はどんなサビアンシンボルを持っていましたか?まずは起点となる太陽星座の度数から調べていきましょう。

例えば、当方の場合、太陽蟹座10°、72区分のNo.20には、

No. 20/72区分(蟹座6度~10度)「犠牲」 新しい生存のための犠牲と構築
まだ未発達の自分の愛情や共感を育てるために、新規の巣作りをする。人に自分の気持ちを理解してもらうことの困難と戦い、信念を明確にする。

http://www.246.ne.jp/~apricot/sabian/sabianfr.html

という意味が付与されています。

前述の24区分「決心」の中のNo.20は、「犠牲」という意味になることが分かります。
これを平たく解釈すると、信念を持って自分の居場所を作りましょう、そのために犠牲も払いましょう。と手厳しい内容ですが、五芒星の一つの軸の意味合いを定めることが可能です。

サビアンシンボル360区分の意味を調べる

そして、サビアンシンボルは、

蟹座10度 最初のカッティング過程の大きなダイヤモンド
9度の池の水は、カッティングされていないダイヤモンドに象徴を変える。完全さへむけて、訓練をはじめる。つかみどころのない生命の実感を、より明確に把握できる知識的で技術的な産物につくり替えていこうとする努力なので、ここでは表現力の訓練という項目が重視されていると思う。知識や理解は、ひとつの固さを獲得し、また他の人に理解でき観賞できるものへと変わっていく。自分の主観的な印象や考えをはっきりと人に理解できるものにつくり替えねばならない。原石にとって痛みを伴った処理の過程。しかしできあがった宝石は、貴重な産物で、苦労に見合った成果だといえる。いまだ体験したことのない新しい技術を身につけるために、苦労している人の姿。技術者、職人、創作する人などにも関係する度数だし、もちろん象徴どおりに、彫金、宝飾関係も縁が深い。

http://www.246.ne.jp/~apricot/sabian/sabianfr.html

となります。

未熟な自分を磨き上げて、価値ある自己を確立していく。とざっくり解釈できるでしょうか。

といった具合に、この作業を5箇所それぞれ同じように横展開していくと、五芒星の統合すべき人格的な課題が明らかになるという寸法です。

自分の五芒星の意味を解釈する

最後に、サビアンクインタイルの五芒星を自分の人格形成のアドバイスとして活用するために、サビアンシンボルを解釈していきましょう。

例として、太陽蟹座10°の場合、以下のような五芒星のリストになりました。

五芒星リスト

星座/度数サビアンシンボル72区分24区分
蟹座 10°最初のカッティング過程の
大きなダイヤモンド
犠牲 新しい生存のための犠牲と構築決心
乙女座 22°高価な宝石に彩られた王家の紋章達成 実務的な能力の頂点的な発達教育
射手座 4°両親に勇気づけられて歩くことを
学んでいる、小さな子供
戦闘 自由な魂の戦う力を思い出す抽象化
水瓶座 16°机にむかう偉大なビジネスマン組織 壮大な世界地図のなかに生きる管理
牡羊座 28°予想が裏切られて演奏に
失望する観衆
自覚 自分探しはやがて結論を見いだす活力

あとは、ご自身で自由に解釈を楽しんでいただくことになります。ご家族ご友人でお互いの五芒星を評価、分析するのも楽しいかもしれません。

このリストにはシンボル及び72区分の見出しのみ記載していますが、詳細説明まで一覧にしてまとめると読み応えのある「人格取扱説明書」のようになります。あるいは「人格統合曼荼羅」とも呼べるかもしれません。

例として、蟹座10°の五芒星の要点をまとめると、

太陽蟹座10°の五芒星の人格例

新しい生き方のために決心し犠牲を払うことから始まり、自己の達成のために教育を続けること。挑戦する自由な心を忘れないこと。広い視野を持ちながら組織で働くこと。ありのままの自分を受け入れること。

といった人格を持つと精神次元が統合されたバランスの良い人になると捉えることができそうです。

サビアンホイールの五芒星は、あなたを黄金比で統合してくれる秘密の曼荼羅であり、人生の羅針盤。強調されたそれぞれの度数を開発、展開していくことができれば、もう一歩、本当の創造的自分に近づけるのかもしれません。

あなたもサビアンホイールからご自身の五芒星を手に入れて、人格形成のアドバイスとして自分の中に取り入れてみませんか。

出典と参考:http://akali-astro.com/origines-symboles-sabian/

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