この記事では、フランス語会話でよく使う Je voudrais(ジュヴゥドれ) について、日本人が見落としがちな発音の盲点をご紹介します。
Je voudrais は、「私は〜したいです」という意欲、要求を表す丁寧な言い方です。
フランスを訪れた際に、駅やカフェ、レストランで、自分の要求を伝えるために必ず使う言葉なので、発音上手の手始めとして理解に役立てば幸いです。
Je voudrais (ジュヴゥドれ)発音の壁①音節の数
では、Je voudrais (ジュヴゥドれ)の発音を細かく見てみましょう。
日本語で普通に、ジュヴゥドれ と発音してしまうと
Je/ vou/d/rais/
ジュ/ ヴゥ/ ド/ れ
となり、4つの音節になってしまうと思います。
しかし、フランス語では
Je/ vou/drais
ジュ/ ヴゥ/ ドれ
と3音節で発音しているのです。
ポイントは、3音節目の drais(ドれ) の部分ですが、フランス語では「dr」の2つの子音を1つの音(子音)とみなして発音しています。
ちょうど高速で巻き舌にしたドラムロールの効果音「drrr」の音の出し方に近いです。
この「dr」に +開いた「エ」の音(母音)をつないで、drais (ドれ)と1音節で発音します。
日本語読みの ド/れ と2音節にならないようにします。
*さらに美しい Je voudrais の「れ」を発音するには、以下の記事にて[ R ]の発音にチャレンジしてみてください。

Je voudrais (ジュヴゥドれ)発音の壁②「ヴ」の振動音
続いて、Je voudrais のもう一つの壁が、[ v ]=「ヴ」の音です。
日本語には、 [ f ], [ v ]の摩擦音が存在しないため、日本人は、[ v ]=「ヴ」 の音を[ b ]=「ブ」 と発音してしまうのが普通です。
この摩擦音の発声方法は、
- 上前歯と下唇を触れさせて、吐く息で摩擦音[ f ]を発声させます
- この子音[ f ]に母音「ウ」をつなげて有音のまま下唇を振動させると[ v ]=「ヴ」の「振動音」になります
(*実際は、Je voudrais の「ヴ」は、日本語の「ウ」よりも口を強く丸めた母音の[u]重いウーで有音にします=「ヴゥ」)
となります。
前歯と下唇で作る「ヴ」の振動音は日本語に無い音なので慣れるまで何度も発声してみてくださいね。
Je voudrais(ジュヴゥドれ)の発音のポイントをまとめると、
- 3音節のリズムを意識する(タン、タン、タン)
- 「ドれ」を一つの音として高速で発音する
- 「ヴ」は「ブ」ではなく、子音 [ v ]+母音[ u ]重いウーの振動音で=「ヴゥ」
となります。
こうすると、美しい3音節の
Je/ vou/drais
ジュ/ ヴゥ/ ドれ
が発音できるはずです。
2023年はラグビーワールドカップ、2024年はフランスオリンピックとフランス年が続きます。海外旅行が楽しめる日常が戻ったら、美しい Je voudrais(ジュヴゥドれ)にトライしてみてください。
*フランス語の母音 [ ɛ ]開いたエ, [ u ]重いウーの位置については、こちらの記事でご確認ください。