人生の使命を知る占星術、先行日食の星空解釈

星空の解釈
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人生の進むべき方向性がわかっていたら?

誰かが人の使命をスキャンして、あなたはこんな資質を持っているから、こういう道を進むと良いと助言できたらどうでしょう?

人生の使命なんて大袈裟とか、あったら嬉しいとか、賛否両論ありそうですが。結局、人は自由意志で生きていき、行ったり来たり道に迷うのが常ではないでしょうか。

そんな時、グーグルのナビゲーションのように、自分の人生の羅針盤があったら、見てみたいと思いませんか?進むべき方向性を示してくれる北極星のような存在があれば心強いものです。

この記事では、人生の使命を知るための占星術、先行日食の活用についてご紹介していきます。

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先行日食(Éclipse)で人生の使命がわかる?

西洋占星術では、私たちが生まれる前に起こった直近の先行日食(太陽が月で隠される新月の時)の位置を調べることで、各人が生まれる前に誓ったことが読み取れるのだそうです。新たな生命はまだ母体の中にいて、日食の際に魂が何処からか飛来してその子供に宿るとも。

真偽はさておき、先行日食の位置を知れば、自分が何を体験するためにこの地上に生まれてきたのか分かるというのです。自分の才能や社会的使命を併せて示唆してくれている先行日食ですが、これが本当ならば、是非とも活用したいものです。

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先行日食のホロスコープを調べる

まずは、ご自身の先行日食のホロスコープ(天体の配置図)を調べなければなりません。ホロスコープを提供してくれるサイトは多数ありますのが、今回は以下のサイトを利用させていただきました。こちらからご自身の先行日食が調べられます。

正確なホロスコープを出すためには、出生時間と出生地が必要になります。出生時間は母子手帳をご参照いただくとして、出生地はグーグルマップで生まれた場所(病院など)にカーソルを合わせて右クリックいただくと、北緯と東経が出ますので、そちらをご入力ください。

以下はパリの北緯と東経の例です。北緯48.85、東経2.35

Googleマップ上で右クリック

ちなみに、ホロスコープの度数は4分で1度移動してしまうので、後述のサビアンシンボル(360°それぞれの度数に割り振られた象徴と意味)がずれてしまいます。正確な人生の羅針盤を手にするには、どうしても出生時間と場所を入力する必要があります。

ご自身のホロスコープが準備できたら、太陽と、月が重なっている度数(合=コンジャンクション)を見つけます。それがあなたの先行日食の度数となります。

例として、当方の場合は、牡羊座17°26’39”度=18度、第3室にあります。
(*小数点以下は繰り上げて1度プラスしてください)

この場合、牡羊座18度っぽい性質を、第3室(伝達、意思疎通、コミュニケーションの場)で発揮することを人生のテーマに秘めていると読むことができます。

牡羊座の太陽は、自分のオリジナルな存在に価値を置き、自ら積極的に行動していく役回り。そこに月の感情表現、ありのままの自分を加えて、文章やコミュニケーションを通して他者との心の通じ合いを図ることが社会的使命であり、またそれが得意であると読めるでしょうか。

(*ハウスについてはネイタルチャート上の該当星座に当てはめて読むことも推奨されます。この場合、仮にネイタルチャートの牡羊座が7室にあれば、社交の場やパートナーとの関わりにおいて、その性質を発揮することになります。)

先行日蝕のサビアンシンボルを調べる

続いて、今度はサビアンシンボルを読み解いていきましょう。

サビアンシンボルは、黄道360°それぞれの度数ごとに割り振られ360個のシンボルです。太陽の後ろに位置する星座のエネルギーを投影して抽出されたイメージの寓意(アレゴリー)とも言えます。

こちらも無料の検索サイトがいくつかあるので、ご自身で調べることが可能です。今回は以下のサイトを参照しました。

例として、牡羊座18°のサビアンシンボルを解釈してみましょう。

この度数のシンボルは以下となります。これが人生のテーマであり、才能あるいは使命を示唆するという訳です。このシンボルの解釈を引用させていただくと、

No. 4/72区分(牡羊座16度~20度)「自然」 個人の持つ潜在的な可能性が発芽する
人為的でない、自然的、本能的な価値に対する再評価。世俗に対しての反発から、環境遊離する傾向が見られるが、積極的な姿勢に転じると、今度は自然的、本能的な力を社会活動に取り入れる

http://www.246.ne.jp/~apricot/sabian/sabianfr.html

72区分の5°グループでは、No.4「自然」に該当します。

そして具体的なシンボルの詳細は以下、

牡羊座18度 2本の木のあいだにはられた空っぽのハンモック
社会的な活動に参加することと、受動的な沈黙のあいだの中間を行き来して、この2つをバランスよく使うこと。17度で落ち込んだ生命力を回復させるために、静かな日常生活のなかで、リズミカルに力をつけていく状況。誰もいない、という主体不在のハンモックは、ああしたい、こうしたいという気持ちがはたらかないまま、まるで自分が存在しないかのように、機械のようにリズミカルな暮らしをつづけることで心身をリハビリしていくことを指している。目立たない静かな暮らしのなかで、だんだんとハンモックのゆれに勢いをつけてゆき、だんだんと心の力が弾力的に復活する。高い順応性。消極的だが、浪費のない暮らし。静かで規則的な生活を意味している

http://www.246.ne.jp/~apricot/sabian/sabianfr.html

となります。

確かに、自然の中でゆったりハンモックに揺られてリラックスしていたい、という願望はあるかもしれません。当たっていると言われれば当たっているような。もっとも、静かで規則的な日々を過ごすことが社会的使命になるのか?と疑問も湧きますが。

この牡羊座16°から20°の5°グループには、「自然」がテーマとして通底しているようで、自然への憧憬や本能的な潜在意識を上手に現実世界に取り込むこと、自然本能のエネルギーの活用がテーマになろう、と解釈できそうです。

こんな風に、先行日食のサインのエネルギーをまとった太陽と月の性質に注目し、それがこの3次元世界のどこで働くのかを探りながら、人生の使命のアレゴリーとして、サビアンシンボルの解釈を楽しんでみてください。

先行日食があなたの人生の羅針盤として有用であったら幸いです。

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